• dp775723

マッチ売りの少女

貧しい薄幸の少女のアンデルセン童話は世界的大ヒット。短編ですが長編のハリーポッターにも増して歴史的に世界の人々に受け入れられたストーリーだと思います。

売れないマッチをすって火をつけ、儚い炎に束の間の夢を見出そうとするーーーー

そのいじらしさでマッチ売りの少女を超えるものはないのでないかと思います。

最後の一本が燃え尽きる時、お婆さんが天国に連れていってくれる悲しきハッピーエンドーーーー悲惨な境遇の貧者にギリギリ最低限の救いを残しています。でもその余韻たるや。

文字だけにするとほんの数ページに収まってしまうこの小さな作品が、どれほど多くの人々の心を大きく揺さぶったことでしょう。

鋭敏な感覚で真実を結晶化した短編は、ずっしり手応えのある長編にも匹敵するインパクトを秘めています。

実際に読者が目にされる短編は、軽い小話風で気軽に楽しめるものも多いでしょう。それはそれでいいのです。作品のメルクマールを何におくのか、短編の制作者は都度自ら問い直すことになるのです。

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